美白パック 効果はあるの?美白パックの種類と選び方、効果の出やすい使い方のコツも紹介します
何の前触れもなく現れるシミ、そばかす。頬や目元といった視線が集まりやすい場所にできることも多く、気になります。
エイジングサインとも呼ばれることから、見つけたときには少し落ち込んでしまうものです。
一度できてしまったシミやそばかすを消すのはなかなか難しいことですが、現状を維持し、これ以上色が濃くならないように、数が増えないようにすることは可能です。
そんなときに使うのが、美白化粧品と呼ばれるアイテムですが、スペシャルケアのために取り入れたいのが美白パック!
美白パックの効果、アイテム選びのポイント、効果を高める使い方をまとめて紹介しますので、ぜひチェックしてください!
美白パックの基礎知識
まずは美白パックの基礎知識から。美白パックにはどんなタイプのものがあってどれが自分に合っているか知ってください
美白パックの種類はどんなものがあるの?
パックと言われると、シート状のものを思い浮かべる方も多いと思いますが、パックには洗い流すものやジェル、クレイといった種類も登場しています。
美白パックの種類はどんなものがあるのか?と、それぞれの特徴について簡単に説明します。
シート状の美白パック
美白成分と美容成分を染み込ませたシートを顔に乗せ、しばらく置いて肌に浸透させるのが、シートタイプのパックの特徴です。
だいたい5分から10分程度置くことで、肌に成分が浸透していきます。
シート状の美白パックは使い方は簡単ですし、コストパフォーマンスが良いものが多くありますので、実際に使っているという方もおられるのではないでしょうか。
洗い流す美白パック
クリームまたはジェルを塗り、時間が経ったら洗い流すタイプの美白パックもあります。
この洗い流す美白パックの特徴としては、毛穴ケア、角質ケアができるものも数多く登場していることから、肌の透明感を高めやすいという点があります。
洗い流すという手間がかかりますので、それを面倒に思われる方もおられるかもしれませんが、コストパフォーマンスが良いものも多く、シートタイプの美白パックと比べてゴミがでないという点もメリットだと言えるでしょう。
ジェル状の美白パック
ジェル状の美白パックらは洗い流さない美白パックとも言えます。
スキンケアの最後にジェルを塗り、そのまま眠ることができますので手間いらずです。
忙しいけれど美白パックを使いたい、ゴミを出したくないという方に「ジェル状の美白パック」はおすすめです。
クレイの美白パック
天然の美容成分を豊富に含んだクレイ(粘土)を使った美白パックもあります。
クレイにはミネラルが含まれており、保湿や透明感アップの効果が期待できます。
さらに、クレイは毛穴汚れを取り除く効果もありますので、毛穴の詰まり、角栓、ニキビといった肌トラブルの予防、改善も可能です。
美白パックを使って得られる効果
美白パックにはたくさんの種類がありますが、共通しているのは、肌の明るさを高めて透明感を与える効果、シミやそばかすの予防・改善、ターンオーバーを促す効果です。
さらにパックには保湿効果が高いものもありますので、上手に使って肌の調子を高めていきましょう。
自分に合った美白パックを選ぼう
シート状の美白パック、洗い流す美白パック、ジェル状の美白パック、クレイ美白パック など様々な美白パックがありますが、使いやすい、続けやすい自分に合った美白パックを選ぶようにしてください
自分に合った美白パックを選ぶコツについてお伝えします
どんな効果が欲しいのか把握しておこう
まず大事なことは、パックをすることでどんな効果が欲しいのか把握しておいてください。
美白パックには、美白以外の美容効果をもたらしてくれるアイテムがあります。
保湿、毛穴、にきび、くすみ、アンチエイジングなど、美白だけでなく自分が解消したい、予防したいと思う悩みに対応してくれるものを選びましょう。
配合成分にも注目
美白効果を持つ成分は複数あります。
シミ、そばかすといった悩みに、どうアプローチしていくのかは成分によって微妙に異なりますので、簡単に解説します。
トラネキサム酸
シミのもとになるメラニン色素が生成される働きを阻害するのが、トラネキサム酸です。
左右の頬に対照に現れる、モヤモヤとしたシミである肝斑にも有効だと言われています。
抗炎症作用が強いため、医療の場でも使われる成分です。
シミ、肌荒れに悩む方におすすめの成分です。
ハイドロキノン
こちらも皮膚科の治療などで使われる成分で、非常に強い力を持っています。
メラニン色素の生成に関わる酵素の働きを阻害するため、シミを作らせないように働くほか、メラニン色素の漂白を行いますので、できたシミを薄くする効果も期待できます。
ビタミンC誘導体
ビタミンCの浸透力を高めたもので、肌の美しさを高める成分として人気を集めています。
メラニン色素の生成を抑制し、肌のターンオーバーを正常にする効果が得られます。
プラセンタ
哺乳類の胎盤を原料に抽出される美容成分です。
市販されているものは、馬、豚のプラセンタが多いようです。
プラセンタのなかにはタンパク質、ビタミン、ミネラルといった栄養素が詰まっています。
アルブチン
植物由来の成分で、梨やコケモモといったものが原料になっていることが多い成分です。
メラニン色素の生成に関わる酵素の働きを阻害しますので、シミやそばかすを防ぐ効果が得られます。
美白成分のなかでも知名度が高いのはこれらの成分ですが、コウジ酸、エラグ酸、カモミラET、4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)、エナジーシグナルAMP、TXC(トラネキサム酸セチル塩酸塩)、マグノリグナン、ルシノール、リノール酸、t-AMCHAなど、他にもたくさんの成分が開発されています。
美白パックを選ぶ際には、どんな成分を使っているのかも確かめながら商品を選びましょう。
美白と保湿ができるものがおすすめ!
美白にばかり集中していると、肌の潤いが足りなくなって、乾燥してしまうことがあります。
肌が乾燥するとターンオーバーが乱れて、新しく健康な肌を生み出すことができなくなってしまいますので、保湿効果を持つ成分も配合された美白パックを使うのがおすすめです。
セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸は高い保湿力を持っていますし、アンチエイジング効果も期待できますので、美白パックにこれらの成分が加えられているものを選んでみてください。
美白パックの効果を高めるためのポイント
美白パックの効果を高めるためにどのようなタイミングで使用すればいいかなど、美白パックの使い方のコツをお伝えしますね
肌が暖かい状態で使う
美白パックは肌が暖かい状態で使うと成分が浸透しやすくなります
蒸しタオルをした後や入浴後は肌が温まり、閉じていた毛穴が開いています。
そのタイミングで美白パックを行えば、成分が浸透しやすくなっていますので、美白パックの効果も現れやすいと言えるでしょう。
しかし、入浴をしながら美白パックを行うと、汗や老廃物が排出されている最中に美容成分を与えようとすることになります。
お互いに邪魔をしあうことになってしまいますので、注意してください。
ラップやシリコンマスクで蓋をする
美白パックを使用した上に、ラップやシリコンマスクで蓋をすると成分が浸透しやすくなります
シート状の美白パックを行う際に、食品用のラップなどでシートの表面を覆うと、含まれている成分がより浸透していきます。
シートが剥がれることも防げますので、ぜひ行ってみてください。
シリコンマスクは100円ショップで購入することもできますので、シート状の美白パックをする方は購入しておくといいいかもしれません。
美白パックの間違った使い方
美白パックの効果を高めたいという気持ちがあり過ぎて、間違った使い方をしてしまうと肌に負担がかかり逆効果になることがあります。
美白パックを使用する際、ついついやってしまいがちな美白パックの間違った使い方をいくつかピックアップしましたので参考にしてくださいね。
指示された時間をオーバーする
美白パックを長時間貼り続けてしまう、指示された時間をオーバーして美白パックを使用することはやめて下さい。
塗ったまま眠れるタイプの美白パック以外のものは、貼って・使用して放置しておく時間が決められています。
長時間置いておけば効果が高まりそう、と思われるかもしれませんが、長時間放置してしまうと肌が乾燥しやすくなり肌に負担がかかりますので、使用方法・特に使用時間は守って使ってください。
肌トラブルがある状態で美白パックをする
肌トラブルがある状態で美白パックをする方は少ないかもしれませんが、美白パックは肌が健康な状態の時に行うようにしてください
肌荒れを起こしているときには、肌が敏感になっていることがあります。
いつもなら刺激を感じない美白成分でも、ピリピリする、赤みが出る、火照るといったことが起こる可能性がありますので、肌荒れが治まるまでは使用しない方が良いでしょう。
アルコール配合のものは避けるのがベター
さっぱりとした使用感のもののなかには、アルコール、エタノールといった成分を使ったものがあります。
これらの成分は肌から水分を奪って蒸発するという特徴がありますので、乾燥、赤みといったトラブルにつながるかもしれません。
アルコール、エタノールといった成分を使った美白パックは肌が乾燥しやすい方、敏感な方にはおすすめできません。
美白パックで理想の肌を手に入れるのも夢じゃない
美白パックはスペシャルケアとして取り入れることができますが、アイテムによっては毎日使うことができるものもあります。
うっかり日焼けをしてしまった、シミができそう、といったときには美白パックを使って肌をケアしてあげましょう。